日本のギャンブル事情②
日本のギャンブル事情②
このように精神的に全く貧困なギャンブル事情の中、
日本人の心の中には、絶えず満たされない欲求が渦巻いていました。
誰もがマカオやシンガポールやその他のいろんな国のように、
自由にカジノやギャンブルを楽しめる環境を手に入れたいと望み、
そして日本のギャンブルに対する不自由さを、
常に嘆いています。
海外ではスポーツ観戦をするのに、
お金を賭けて楽しむのは当たり前です。
これは健全な国民の娯楽なのです。
そして極めて信頼性の高い会社がそれを運営しているのです。
日本では野球賭博に代表されるように、
スポーツベッティングなど眉をひそめる状況だったのです。
しかし・・・
一体何たることか。
この精神的な不自由さの反面、日本のギャンブルの総売上は、
驚くほどの金額になっています。
今世界ナンバーワンのカジノ国はマカオで、
ラスベガスの何と5倍の規模の売上があり、
2011年は2兆6,000億円だそうです。
日本はパチンコだけでその年間売上が何と23兆円に上ります。
これだけでマカオの何と10倍にも迫るのです。
これに他のギャンブルを加算すれば、
約30兆円クラスの総売上になります。
(ほとんどパチンコじゃん!)
でも30兆円と言えば、
これは紛れもなく世界最大級のギャンブル国を意味します。
ほとんどがパチンコの売上で、
選択の自由度のないストレス溜まりまくりのギャンブル環境で、
一方で同時に大きなお金がギャンブルに費消されています。
本当にアンバランスな、
ギャンブルが不自由で、そのくせお金は思い切り使っているという、
不幸な実態があからさまになりました。